RTX4090からRTX5090へのアップグレード

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ついにやってしまいました。 RTX4090から最新のRTX5090への大幅アップグレードです。 正直なところ、RTX4090でも十分すぎるほどの性能でしたが、新しいものへの好奇心と「究極のパフォーマンス」への憧れには勝てませんでした。 今回は、実際のベンチマーク結果とともに、このアップグレードの体験をお伝えします。

システム構成の変更

アップグレード前の構成

  • CPU: Intel Core i7 13700KF (16Core 24Thread)
  • CPUクーラー: DeepCool LT720
  • マザーボード: Asrock Z790 LiveMixer
  • メモリ: ADATA AD5U480016G-BD-JP DDR5-4800 16GB × 4 (64GB)
  • ビデオカード: 玄人志向 GG-RTX4090-E24GB/OC/TP
  • 電源: Corsair RM850e (850W)
  • ケース: NZXT H9 Flow
  • OS: Windows 11 Pro 22H2 (22621.2070)

アップグレード後の構成

  • CPU: Intel Core i7 13700KF (16Core 24Thread)
  • CPUクーラー: DeepCool LT720
  • マザーボード: Asrock Z790 LiveMixer
  • メモリ: ADATA AD5U480016G-BD-JP DDR5-4800 16GB × 4 (64GB)
  • ビデオカード: GIGABYTE GV-N5090AORUS M-32GD ← 新規導入
  • 電源: CORSAIR RM1200x (1200W) ← 850Wから1200Wに増強
  • ケース: NZXT H9 Flow
  • OS: Windows 11 Pro 24H2 (26200.4202) ← 最新版に更新

RTX5090の導入に合わせて、電源も850Wから1200Wへと大幅に増強しました。これは、RTX5090の高い消費電力に対応するための必要な措置でした。

ベンチマーク結果の詳細比較

今回のテストでは、3DMarkの各種ベンチマークを使用してパフォーマンスを測定しました。ドライバーバージョンは「32.0.15.7652」で統一しています。

Steel Nomad v1.0
Port Royal v1.3
Solar Bay 1.0
Time Spy Extreme v1.2
Time Spy v1.2
Fire Strike Ultra v1.1
Fire Strike Extreme v1.1
Fire Strike v1.1

性能向上の総評

圧倒的な高解像度性能の向上

ベンチマーク結果を見ると、RTX5090の真価は高解像度・高負荷時に発揮されることが明確です。Steel Nomadでの57.3%という驚異的な性能向上をはじめ、4K解像度のFire Strike Ultraでは38.1%のグラフィックス性能向上を記録しました。

解像度別の性能向上傾向

  • 4K級高解像度: 25-57%の大幅な性能向上
  • 2K解像度: 25-42%の性能向上
  • フルHD解像度: 7-11%の性能向上

この傾向から、RTX5090は特に4K以上の高解像度ゲーミングや、レイトレーシングを多用する最新ゲームでその威力を発揮することが分かります。

レイトレーシング性能の大幅向上

Port Royalでの34.6%向上は、RTX5090の新しいRT Coreの進化を如実に示しています。これは、今後のゲームでレイトレーシングがより重要になることを考えると、非常に意義深い改善です。

実際の使用感

正直に言うと、まだゲームをプレイしていない状況です。しかし、購入直後の満足感は格別で、ベンチマーク結果を見るだけでも十分に楽しめています。DLSS 4やその他の新機能についても、これから徐々に体験していく予定です。

これからRTX5090を検討している方へのアドバイス

率直な意見として、RTX5090は決してコストパフォーマンスが良いカードではありません。

こんな方におすすめ

  • 予算に糸目をつけない方
  • 常に最高のパフォーマンスを求める方
  • 4K以上の高解像度でゲームをプレイする方
  • ベンチマーク結果に興奮できる方

おすすめしない方

  • コストパフォーマンスを重視する方
  • フルHD~2Kでのゲームプレイが中心の方

RTX5090より上のスペックを求めるなら、業務用途向けのワークステーション用グラフィックカードなど100万円以上のコースになりますが、それらはCADや3DCG制作、AI開発などの業務用途に特化しており、ゲーム向けではありません。とはいえ、業務用カードでもゲーム性能がさらに向上しているという記事を見かけたことがありますが、コストを考えると現実的ではないでしょう。ゲーミング用途では、RTX5090が現時点での究極の選択肢と言えるでしょう。

まとめ

RTX4090からRTX5090へのアップグレードは、数値的には確実に大きな性能向上をもたらしました。特に高解像度やレイトレーシング性能では、次世代の体験を約束してくれる結果となりています。

ただし、この性能向上が実際のゲーム体験にどの程度影響するかは、今後のゲームプレイで確認していく必要があります。何より、この「究極のパフォーマンス」を手に入れた満足感は、数値では表せない価値があると感じています。

これからRTX5090の真の実力を、様々なゲームで試していくのが楽しみです。

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