「未解決事件は終わらせないといけないから」は、PC(Steam)でプレイしました。 プレイ時間は4時間半ほどで、全実績解除まで遊んでいます。 難易度設定はなく、私はストーリー重視で進めました。
全体としては、長く遊ぶ大作というより、短編の物語を読み終えるようなゲームでした。 推理要素はありますが、難しさで詰まらせるというより、断片的な情報を少しずつ整理しながら、物語の形を見つけていく作品という印象です。
良かった点
一番良かったのは、最初の「意味がわからない」という感覚が、後からゲームの構造として反転するところでした。
序盤は、正直おもしろさがよくわかりませんでした。 時系列もキャラクターも整理できず、ストーリーも意味不明に感じました。 ただ、進めていくうちに、そのわからなさ自体に意味があったと気づきます。
また、調べたところに取り消し線が入る仕組みも良かったです。 一度調査したものがわかるので、同じところを何度も確認しなくて済みますし、未解決のものが少しずつ減っていく感じがありました。 派手な演出ではありませんが、調査が進んでいる手応えがありました。
物語としても、短編としてよくまとまっていたと感じました。 長く引っ張る作品ではなく、4時間半ほどで全実績解除まで遊べるサイズ感の中に、きちんと読ませるストーリーが入っています。
強く押すほどではありませんが、エンディングが2パターンあるところも良かったです。 短い作品の中でも、最後に少し余韻の違いを見られるのは好印象でした。
悪かった点
悪かった点としては、まず序盤のおもしろさが見えにくいところです。 仕組みがわかるまでは、ストーリーもキャラクターも時系列もつかみにくく、素直に楽しいとは感じにくかったです。
後から振り返ると、その混乱には意味がありました。 ただ、遊んでいる最中は「これはおもしろいのか?」という感覚がありました。 構造を理解できると評価が変わる作品ですが、そこまでの間は物語に入り込みにくかったです。
操作面では、会話ログを見るときのスクロールが遅いのが気になりました。 このゲームは会話や情報を読み返すことが大事なので、ログ確認のテンポが悪いと快適さに影響します。 内容を整理したい場面で、スクロールの遅さが少しストレスになりました。
また、Steamでの評価は「圧倒的に好評」ですが、私の感覚としてはそこまでではありませんでした。 良い作品ではありますが、強く絶賛するというより、短編としてよくまとまったストーリーのゲームという印象です。
総評
「未解決事件は終わらせないといけないから」は、最初のわからなさを乗り越えた先で、ゲームの仕組みと物語の見え方がつながる作品でした。
序盤は本当に意味がわからず、おもしろさも見えにくかったです。 ただ、構造がわかった瞬間に、これまでの混乱がただの不親切さではなかったと理解できました。 その気づきが、このゲームで一番印象に残っています。
一方で、会話ログのスクロールが遅いなど、快適性の面では気になるところもありました。 読み返しが重要なゲームだからこそ、そこはもう少し遊びやすいとよかったです。
良い物語を見たい人にはおすすめできます。 特に、短い時間でまとまったストーリーを味わいたい人や、断片的な情報を整理していくタイプのゲームが好きな人には合いそうです。 ただ、序盤からわかりやすく盛り上がる作品を期待すると、少し入りにくいかもしれません。
全体としては、強く押すほどではないものの、短編の物語として良いゲームでした。 4時間半で全実績解除まで遊べるボリュームも含めて、ひとつの未解決事件を終わらせる体験として、きれいにまとまっていたと感じました。











