『冒険家エリオットの千年物語』をPC(Steam)でプレイしました。プレイ時間は50時間で、クリア後に全実績を解除しています。
難易度はハードを選び、寄り道や収集をしながら進めました。メインストーリー以外にも探索できる場所が多く、まだ十分に育っていない段階で強いボスへ挑める自由さがあります。
全体としては、戦闘を重視したゼルダのような作品でした。序盤は古臭さや戦闘の単調さが気になりましたが、後半になるほど攻撃手段が増え、徐々に面白くなっていきました。
良かった点
一番良かったのは、取り返しのつかない要素が少なく、安心して進められるところです。
時限性のあるサブクエストでは、物語の終わりが近づいていることを事前に知らせてくれます。探索状況を確認しやすいマップもあり、取り逃しを過度に心配せず、寄り道や収集を楽しめました。
探索と成長が結び付いているところも良かったです。メインルートから外れて各地を巡り、準備が整っていない状態で強敵へ挑むこともできます。勝てなければ探索して成長してから戻れるため、自分のペースで冒険できました。
戦闘は、武器や魔石、フェイの能力が揃うにつれて面白くなります。序盤は攻撃の種類が少なく単調でしたが、後半は組み合わせを考える余地が増え、さまざまな攻撃を使って戦えるようになりました。
ドット絵もきれいでした。HD-2Dの表現が探索型のアクションとよく合っており、世界を歩き回る楽しさにつながっています。
物語を振り返るためのペンダントも便利でした。過去の出来事を遡って確認できるので、長い冒険でも話の流れを追いやすかったです。時代をまたぐ物語やサブクエストが後半でつながり、序盤の印象を巻き返していく構成にも良さがありました。
悪かった点
一番気になったのは、攻撃を外しやすいところです。
2Dで表現されているためか、敵との位置を細かく調整する必要があり、狙ったつもりでも攻撃が当たらないことが何度もありました。前半は攻撃パターンも少ないため、単調で古臭い戦闘に感じました。
後半は攻撃の種類が増えて楽しくなりますが、敵の種類自体は少なめです。似た敵との戦闘が続くので、全実績解除まで遊ぶと反復感が強くなりました。
謎解きも簡単すぎる印象でした。戦闘や探索を中心に遊ぶ分にはよいのですが、ゼルダのような歯ごたえのある謎解きを期待すると物足りません。
探索できる範囲は広いものの、時代が変わっても同じようなマップを巡ることになります。長く探索していると景色や地形の変化が乏しく感じられました。
物語は後半でつながっていく面白さがある一方、展開を予想しやすいところがあります。会話が長く感じられる場面や、人物が十分に掘り下げられていないと感じる部分もありました。
総評
『冒険家エリオットの千年物語』は、序盤よりも後半のほうが面白くなる作品でした。
最初は攻撃の種類が少なく、位置を細かく合わせないと攻撃を外してしまうため、戦闘に古臭さを感じました。しかし、武器や能力が増えてくると戦い方の幅が広がり、後半はさまざまな攻撃を使う楽しさがありました。
取り返しのつかない要素が少なく、必要な場面では案内があるため、安心して寄り道や収集に集中できます。きれいなドット絵で描かれた世界を探索し、準備が整っていないうちから強敵へ挑める自由さも魅力でした。
一方で、謎解きは簡単で、マップや敵の反復も気になります。物語にも予想しやすさや人物描写の浅さがあり、すべての要素が後半の戦闘と同じように伸びていくわけではありませんでした。
戦闘を重視するゼルダ好きにはおすすめできます。難しい謎解きよりも、探索による成長や武器・能力を組み合わせた戦闘を楽しみたい人に向いた作品でした。




























