「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」をクリアまで遊んだッピ。
プレイ時間はおよそ30時間で、寄り道を多めにしながら進めた。 難易度は普通。 全体としてはクセが少なく、大衆向けにまとまった遊びやすい作品だったという印象がある。 小学生くらいのプレイヤーでも入りやすそうで、シリーズに強い思い入れがなくても手を取りやすいタイプのゲームだった。
本作で特に印象に残ったのは、「かりもの」という仕組みを使って戦闘や謎解きを進めていくことだ。 ゼルダらしい発想型の遊びがありつつ、見た目や世界観も親しみやすく、最後まで気持ちよく遊べる土台はしっかりしていた。
良かった点
- キャラクター全体が可愛い 味方だけでなく敵も含めて全体的に愛嬌があり、見ているだけで楽しい。 世界に触れている感覚がやわらかく、遊んでいて気分が沈みにくいのは、この見た目の魅力が大きかったと思う。
- クモの巣を綿あめのように扱う場面が面白い 発想の面白さも強く印象に残った。 特に、クモの巣を綿あめのように扱う場面は「そんな方向に広げるのか」と感心したところで、単なるギミックとしてではなく、世界の見え方そのものが少し楽しくなる感覚があった。 こうした柔らかい発想の積み重ねが、この作品らしさになっていたと思う。
- ベッドが便利で探索の快適さにつながっていた 快適さの面では、ベッドの便利さがかなり大きい。 ボス戦前やエリア移動時に好きなタイミングで全回復できるので、探索のテンポを崩しにくかった。 細かい回復手段を節約しやすいのも助かるし、「とりあえず立て直せる」という安心感があった。
- オートセーブが複数あるのが親切 オートセーブが複数あるのも親切だった。 こういうゲームではちょっとした事故や試行錯誤がつきものなので、やり直しがしやすい作りは素直にありがたい。
- かりものを使った戦闘が楽しい 戦闘では、かりものを使って敵を一方的に押し込める楽しさがあった。 特にブーメランブタブリンはよく使っていて、頼もしさがあった。 かりものを工夫して並べるだけで戦い方が変わるので、発想がそのまま戦闘の気持ちよさにつながっていたのは良かった。
悪かった点
- フィールド移動でダッシュが欲しくなる フィールドが広いぶん、ダッシュしたくなる場面がかなり多かった。 馬での移動もあるが、自分には少し扱いづらく、気軽な快適さという意味ではもう一歩ほしかった。 寄り道を多くする遊び方だったこともあって、移動のもどかしさは特に感じやすかったと思う。
- 序盤の被ダメージが重い 戦闘や探索での被ダメージも、序盤はかなり厳しめに感じた。 ハートが少ない段階では少しの被弾でも痛く、安心して進めにくい。 ダメージ軽減装備が出てきてからようやく落ち着いたが、それまでは常に少し緊張感が強かった。
- ルピー不足になりやすい 序盤のルピー不足も地味にしんどい。 特に大妖精まわりでかなりルピーを使うので、常に財布が苦しい感覚があった。
- トリィの操作がやや狙いづらい トリィを飛ばしてキャッチする場面で少し扱いづらさがあった。 まっすぐ狙いたいのに斜めへ飛んでしまうことがあり、思ったようにキャッチできないことがあった。 細かい部分ではあるが、繰り返すとじわじわ気になるタイプの不便さだった。
- かりものが増えるほど管理と選択が面倒になる かりものの数が増えていくにつれて、管理や選択の面倒さも気になった。 自由度が高いのはこのゲームの魅力だが、その反面、使いたいかりものを探すために大量の中から選ばなければならない場面が増える。 後半になるほどその手間が目立ち、必要だったのかと思うかりものもあった。 面白い仕組みだからこそ、もう少し整理しやすければさらに快適だったと思う。
- リンクが謎解きでは少しもどかしい リンクについては、戦闘ではかなり頼もしかった一方で、謎解きでは少しもどかしく見える場面があった。 ゼルダが効率よくかりものを配置しているのに、それをうまく活用してくれないように見えて、「もうちょいがんばれよ」と思う瞬間がある。 このちぐはぐさは不満というほどではないが、印象に残るポイントではあった。
総評
「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」は、可愛い見た目と柔らかい発想、そして遊びやすさがうまくまとまった作品だった。 派手すぎる個性で押すタイプではないが、そのぶん多くの人が入りやすく、安心しておすすめしやすい。 実際、自分としても「クセが少ない」「大衆向け」という印象が強く、幅広いプレイヤーに届く作りだと感じた。
特に良かったのは、かりものを使った発想の面白さと、キャラクターたちの愛嬌だ。 フィローネ湿原のデクナッツたちの存在もあって、世界への愛着はかなり強くなった。 一方で、移動のもどかしさ、序盤の被ダメージの重さ、かりもの管理の煩雑さなど、遊んでいるからこそ見えてくる不便さも確かにあった。
それでも、全体としてはしっかり楽しかったし、遊び終えたあとには好印象が残る一本だった。 デクナッツが好きになったゲームとして、自分の中にちゃんと残る作品だったッピ。
ゼルダの伝説 知恵のかりもの - Switch
【ゼルダ姫、旅立つ】広大なハイラル各地に謎の裂け目が生まれ、人や物を飲みこむ「神隠し」が発生。剣士リンクもこれに飲みこまれて行方不明に。残されたゼルダ姫は民やリンクを救うため、ハイラルを巡る冒険へと旅立ちます。




























